佐世保共済病院のサイトです。長崎県佐世保市中心に位置し長崎県北を診療圏とし病診連携と救急による地域貢献を目指した病院です。


 
 
 

■耳鼻咽喉科

耳鼻咽喉科について

耳鼻咽喉科は18世紀末に一般外科から耳科学が独立、その後内科学から鼻科学、咽喉頭科学が独立、19世紀末に耳鼻咽喉科学として一つにまとまったという歴史を持っております。最近では米国耳鼻咽喉科学会が1980年に正式名称をAmerican Academy of Otolaryngology-Head and Neck Surgery に改めた影響で、耳鼻咽喉科学・頭頸部外科学という名称が用いられることが多くなりました。

耳鼻咽喉科領域は感覚の多くと関係しており、呼吸、咀嚼、嚥下といった基本的な機能、社会的に生きていくためのコミュニケーションも関与しています。

当院の耳鼻咽喉科

担当医師は現在2名で、月曜~金曜の午前中外来診療を行なっております。また月曜の午後は一名で外来診療を行なっております。火曜、水曜、金曜の午後は手術を行なっており、木曜午後は特殊検査、術前検査を行なっております。

主な疾患と治療について

耳の疾患について

内耳疾患

突発性難聴は急に片側の聴力が低下し、原因不明で治療開始が遅れると、治りにくくなる病気です。ステロイド療法と高気圧酸素療法の併用を勧めています。加齢とともに徐々に聴力が低下している加齢性難聴に対しては、腫瘍や血管の病気などが隠れていないことを確認するとともに、日常生活に不自由さを感じるようであれば、補聴器の装用を勧めております。補聴器は調整に時間が掛かるため、信頼できる補聴器業者を紹介しております。

中耳疾患

急性中耳炎は、かぜや鼻炎など上気道炎に引き続いて起こる、幼小児に多い疾患です。まず抗生物質の投与を行ないますが、膿がたまったり、抗生物質の効果が思わしくなければ鼓膜切開を行ないます。滲出性中耳炎は10歳以下の小児と高齢の方に多い疾患で、耳管機能の未発達や低下が原因です。内服薬で改善しない場合は、鼓膜切開や鼓膜チューブ挿入を行ないます。

慢性中耳炎は鼓膜に穿孔のある中耳炎と、骨破壊を伴って顔面神経麻痺やめまいなどの合併症を伴うことがある真珠腫性中耳炎があり、どちらも手術を必要とします。顔面神経麻痺で最も多い疾患はベル麻痺で、早期の診断、治療が必要です。ステロイド療法、抗ウイルス剤投与を中心として、麻酔科の協力の上、ブロック治療も行なっております。

鼻の疾患について

アレルギー性鼻炎は季節性と通年性があり、季節性の方は内服薬と点鼻薬の治療が中心です。通年性の方は、鼻づまりをとるために、炭酸ガスレーザーによる鼻粘膜焼灼を勧めております。副鼻腔炎はいわゆる蓄膿ですが、急性は内服治療が主で、繰り返したり、鼻内に鼻茸(ポリープ)が出来ている場合、内視鏡による手術を勧めております。

咽喉頭の疾患について

急性扁桃炎は内服、点滴による治療を行ないますが、3回/年以上繰り返したり、入院したりする患者さんは、炎症が落ち着いた時点で手術を勧めております。

頭頚部腫瘍のうち、良性腫瘍の多くは当科で手術を行なっておりますが、悪性腫瘍のうち咽喉頭癌、舌癌等は再建を伴う大きな手術を必要としますので、当科で検査、診断後、大学病院、がんセンターへ紹介しております。

当科では、難聴が疑われる新生児にABR(聴性脳幹反応)を外来で行なっております。嗅覚検査は静脈性嗅覚検査は行なっておりますが、基準嗅覚検査(T&T olfactometer)は行なっておりません。また味覚検査も行なっておりません。慢性中耳炎の手術は、九州大学病院や福岡大学医学部附属病院に応援を依頼しているため、手術日が限定されることがあります。

診療活動の現況

当院の広報誌「きょうさいだより」にて、診療活動の現況をお知らせしております。
(クリックすると、きょうさいだよりが開きます)


2010年 Vol.10 第2号
(PDF形式:1.21MB)

医師の紹介

医 師 名
かどた ひでき
門田 英輝
役   職耳鼻咽喉科
医長
診療科等耳鼻咽喉科専   門耳鼻咽喉科学一般
頭頚部外科学
形成・再建外科学
資 格 等日本耳鼻咽喉科学会認定専門医
医 師 名
かきうち やすのり
垣内 康徳
役   職
診療科等耳鼻咽喉科専   門耳鼻咽喉科一般
資 格 等日本耳鼻咽喉科学会認定専門医

医師の診察スケジュール

役職医師名










医長門田     
医員垣内    

●印が診察を行なっている時間帯です。

当科の手術実績

平成19年度

手術名 実績
鼓室形成術(含む乳突削開術) 11例
先天性耳瘻管摘出手術 1例
内視鏡下副鼻腔手術 18例
副鼻腔根本手術 1例
鼻副鼻腔良性腫瘍摘出手術 5例
口蓋扁桃摘出手術(含むアデノイド手術) 42例
舌・口腔良性腫瘍摘出手術 3例
舌・口腔悪性腫瘍摘出手術 4例
咽頭腫瘍摘出手術 1例
喉頭腫瘍摘出術 8例
気管切開術 5例
頚部良性腫瘍摘出術 5例
頚部悪性腫瘍摘出手術 6例
顎下腺良性腫瘍摘出手術 1例
耳下腺良性腫瘍摘出手術 4例
甲状腺良性腫瘍摘出手術 7例
甲状腺悪性腫瘍摘出手術 4例
鼓膜チューブ挿入術 68例
頚部リンパ節摘出手術 10例
異物摘出術 1例
その他 3例

平成20年度

手術名 実績
鼓膜形成術1例
鼓室形成術8例
乳突削開術4例
鼻中隔矯正術1例
鼻内篩骨洞手術3例
術後性頬部嚢胞手術1例
内視鏡下鼻副鼻腔手術13例
鼻副鼻腔良性腫瘍摘出術2例
口蓋扁桃摘出術
(含むアデノイド切除術)
52例
舌・口腔悪性腫瘍摘出術1例
ラリンゴマイクロサージェリー5例
気管切開術3例
頸部郭清術1例
顎下腺摘出術3例
顎下腺良性腫瘍摘出術1例
耳下腺良性腫瘍摘出術1例
甲状腺良性腫瘍摘出術1例
甲状腺悪性腫瘍摘出術2例
鼓室チューブ挿入術44例

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