■院長挨拶

平成24年の新たな年を迎えるに当ってご挨拶申し上げます。
当院の沿革は佐世保市の発展の歴史と密接に関連しています。すなわち明治22年に佐世保に海軍鎮守府が開庁し、府構内の造船部が海軍工廠と改称され、海軍工廠の職工のための病院として明治44年に当院は開設されました。以来長崎県北の基幹病院として広く地域医療に貢献し、昨年に創立百周年を迎えて、本年より新たな一歩を踏み出したところです。
この間にも医療技術は格段の進歩を遂げてきましたが、理念と基本方針にも掲げてありますように患者さんに優しくという医療者としての基本精神は変わることなく、当院の伝統として引き継がれています。
これからの医療の問題は何よりも超高齢化社会の出現に起因します。特に長崎県北はその傾向が顕著であり、疾病構造は大きく変化し、医療と介護との連携の強化が求められています。一方、医療資源の偏在化に伴い、長崎県北では急性期医療を中心に佐世保市と一体化した医療圏の構成が迫られています。
このような背景のなかで当院はケアミックスの医療機関として急性期医療後の機能を一層充実すること、急性期医療に対応するためには地域医療支援病院の承認に向けてよりオープンな病院になること、また電子カルテの設置と運用の向上で医療情報の共有化を図り医療連携を進めることを目指しております。本年も皆様のご理解とご支援を宜しくお願い申し上げます。
平成24年1月1日 佐世保共済病院 院長 木 寺 義 郎